ようこそ!「住まいの夢 研究室」(DL2)は、マイホームを夢見る人々のために、信頼できる情報をお届けするサイトです。

収納と和室の魅力を活かしたマイホーム設計:バリアフリーの視点も加味した家づくり

お問い合わせ内容:収納と和室について

兵庫県にお住まいの20代女性のご要望として、「収納は多めに、リビングには小上がり畳コーナーが欲しい」というものを拝見しました。
若いご家庭が憧れる素敵なプランですね。

今回は、このお問い合わせを基に、和室や収納の設計におけるポイントと、将来を見据えた設計の考え方についてご紹介します。

小上がり畳コーナーの魅力とは?

1. 日本の伝統的な「和」の空間

和室は、近年の住宅では採用例が減りつつありますが、その魅力は色褪せません。
特に小上がり畳コーナーは、以下のようなメリットを提供します。

  • 機能性:床の堅さが軽減され、足元が冷えにくい
  • 多用途性:昼寝や子どもの遊び場、簡易客間としても活用可能
  • デザイン性:空間に奥行きを与え、家全体の雰囲気を引き締める

将来を見据えたバリアフリー設計の重要性

1. 小上がり畳の課題

小上がり畳は便利ですが、将来のリフォーム、特にバリアフリー化を考慮する必要があります。
段差のある設計がネックになり得るため、以下のポイントに注意しましょう。

  • 建具の収まりを工夫
    和室の建具(障子や襖)の位置を、リビングや廊下と畳のどちらの高さに合わせるかを決めることが重要です。
  • 段差の改修を簡略化する方法
    床のフラット化を視野に入れた構造にしておくことで、将来の改修費用を抑えることができます。

収納を増やすためのアイデア

収納スペースは家全体の使い勝手を大きく左右します。
以下のアイデアを取り入れてみてはいかがでしょうか?

1. 「デッドスペース」を活用

  • 小上がりの下部を収納引き出しにする
  • 階段下や壁の厚みを活かした埋め込み収納

2. 動線を考えた配置

家族が頻繁に使う場所(リビングやキッチン)の近くに収納スペースを設けることで、日常の動作がスムーズになります。

バリアフリー対応を見越した家づくりの具体例

1. 建具の位置と高さを考慮

畳の高さに合わせる設計としつつ、リビングとの段差を解消できるよう、後から簡単に高さ調整ができる構造を検討します。

2. 将来のリフォーム計画をシミュレーション

設計段階でリフォーム時のシナリオを想定することで、後から大きな手直しが不要になるよう配慮することが可能です。

まとめ:未来を見据えたマイホーム設計

今回のご相談では、小上がり畳コーナーや収納についての魅力をご紹介するとともに、将来を考えた設計のポイントを解説しました。
マイホームは長い年月を過ごす場所です。今だけでなく、家族構成やライフスタイルの変化を視野に入れた設計を検討しましょう。

住まいの夢 研究室では、こうした皆さまのご要望や不安に寄り添い、未来に続く家づくりのヒントを提供しています。
お気軽にご相談ください!

最新情報をチェックしよう!