外構の設備で見落とされがちなのが、水栓と電源の位置と数です。
建物が完成してから「えっ、水道ここにないの?」「電源タップが足りない!」と気づいても、後からの追加はコストも手間も大きいのが現実です。
今回は、水栓・電源に関するよくある失敗と、その改善・予防策について解説します!
【よくある失敗例】
✅ 洗車のために水を使いたいのに、水栓が車から遠くてホースが届かない
✅ 駐車スペースの奥に水栓があり、車が停まってると使えない
✅ 屋外コンセントが1か所しかなく、延長コードが庭中に…
✅ イルミネーションや防犯カメラ用の電源が足りない
✅ コンセントが低すぎて、屋外家電(高圧洗浄機など)が接続しづらい
こういった不便の多くは、「最初にどう使うかを具体的に考えていなかった」ことが原因です。
【結論】水栓・電源は「目的」から逆算して
設置計画を立てよう!
「なんとなくこの辺に…」ではなく、
“何のために”必要なのかを具体化してから設計することが、後悔しないコツです。
【失敗を防ぐための3つの視点】
① 用途をリストアップする
設置計画をする前に、次のような使い方を思い浮かべてみてください。
🔹水栓の主な用途
- 洗車
- 園芸(家庭菜園・花壇)
- ペットの足洗い
- 外壁や玄関の掃除
- BBQや水遊び時の洗い場

🔹電源の主な用途
- 高圧洗浄機・電動工具の使用
- イルミネーション・ガーデンライト
- 防犯カメラ・センサーライト
- 電動自転車の充電
- 屋外冷蔵庫や空気入れの使用

② 動線・導線の中に組み込む
- 車を停めた状態でも水栓がアクセスしやすい位置を確保
- コードが邪魔にならない場所に電源を設置する(足元・角など)
- 使用頻度が高いエリア(花壇付近・駐車場・物置前)を事前に想定しておく
💡「あれば便利」ではなく、「いつ・誰が・どこで使うか?」を想定して配置することが重要!
③ 後付けになった場合の対処法を知っておく
後から水栓や電源を増設するには、
地中配管・配線のための掘削工事が必要になることがほとんどです。
特に、
- 土間コンクリートを貫通する工事
- 舗装の再施工
- 車庫や通路の再構築
などになると、数十万円単位の費用がかかるケースもあります。
🔧【代替案・相談時のポイント】
- 露出配管+カバー設置で見た目を工夫
- 太陽光発電式の簡易電源などを一時的に活用
- 将来的に備えて、あらかじめ“配管だけ”通しておく(未使用状態)
【まとめ】小さな設備でも、
暮らしへの影響は大きい
「ちょっとした不便」が、積もると大きなストレスになります。
特に水栓や電源は、
- 汚れたものを洗いたいとき
- 照明や防犯機器を使いたいとき
にすぐ役立ちます。
最初の計画で「生活の動き」をよくイメージしながら、
目的から逆算した設計をぜひ取り入れてみてください。
【おまけ】相談するときのおすすめポイント
専門業者に相談する際は、
- 「何に使いたいか」
- 「どんな場面で使いたいか」
- 「どこまで見た目や配線をスッキリさせたいか」
など、要望の優先順位を伝えると、より良い提案がもらいやすくなります!
【さらに詳しく知りたい方へ】
外構設備の設計について、プロの提案を比較してみたい方は、
こうした無料比較サイトを活用するのも一つの方法です。
💡まとめの一言:
「設置しなきゃよかった」より、「つけておいてよかった!」が水栓・電源の鉄則。
生活の“ちょっと先”を見て考えてみましょう😊