マイホームの建設地選びは、誰にとっても悩ましい問題です。
特に、地元と職場近くで迷う場合、距離や家族との時間、コストなど多くの要素を天秤にかける必要があります。
この記事では、実際にいただいたお問い合わせを基に、私自身の遠距離通勤経験も交えながら、解決のヒントをお伝えします。
お問い合わせの要点
- 候補地:地元(親名義の300坪の土地)と職場近く(6000万円の土地費用が必要)。
- 通勤距離:地元から職場まで90キロ、車で片道1時間半。
- 家族構成:大人2人と幼児2人(5歳と0歳)。
- 現状案:地元に建てて週末のみ帰る形の単身赴任案も検討中。
- 希望:「同じような環境の人」の意見やアドバイスを知りたい。
目次
私自身の遠距離通勤の経験
私もかつて遠距離通勤を経験しました。
当時、都内の職場へ片道約100キロの通勤を車と電車で行っていました。通勤時間は約1時間50分。
若い頃は体力的に問題ありませんでしたが、次第に以下の点で悩むようになりました。
- 体力的な消耗:長時間の通勤は、次第に日々の仕事のパフォーマンスや健康に影響しました。
- 家族との時間の減少:子どもが小さかった時期、家族との時間が減ったことで後悔したこともあります。
- 通勤ストレスの蓄積:特に帰宅時は仕事の疲れも相まって、運転中に眠気を感じることがあり危険でした。
これらの理由から、最終的には職場に近いエリアへの引っ越しを選びました。
その後、通勤のストレスが減り、仕事にも家庭にも良い影響が出たことを覚えています。
地元に建設するメリットとデメリット
メリット
- 経済的な負担の軽減:土地費用が不要で建築費のみの負担。
- 子育て環境の充実:地元の利便性や育児支援が充実している。
- 土地の資産価値の維持:将来的に賃貸や駐車場として有効活用可能。
デメリット
- 長距離通勤の負担:往復3時間の通勤が日常になる。
- 単身赴任のリスク:家族と離れて暮らすことで、子どもとの触れ合いが減少する。
職場近くに建設するメリットとデメリット
メリット
- 通勤時間の短縮:毎日の時間的余裕が生まれる。
- 家族との時間の確保:一緒に過ごす時間が増える。
デメリット
- 高額な初期費用:土地購入に6000万円という大きな負担が発生。
- 生活環境の変化:子育て環境が地元に比べ劣る可能性。
提案:まず家族で職場近くのアパート暮らしを試す
「どちらに建てるか」をすぐに決める必要はありません。
まずは家族で職場近くのアパートに一定期間住んでみてはいかがでしょうか。
この案には以下の利点があります:
- 現地で生活感を実感:職場近くの生活の利便性や子育て環境を実際に体験できます。
- 家族と過ごす時間の確保:建設地を決めるまでの間、家族と一緒に暮らせます。
- 地元の土地の活用:駐車場として活用し、建設資金に余裕を持たせることができます。
経験者からのアドバイス
遠距離通勤を経験した私の視点から見ると、通勤距離が長いことの負担は、年齢や家族構成に応じてますます大きくなるものです。
また、家族と過ごす時間は、特にお子さまが小さいうちは非常に貴重です。
可能であれば、通勤負担を軽減しつつ、家族が一緒にいられる選択肢を模索することをおすすめします。
結論:一緒に暮らしながら未来の計画を
このような大きな決断は、一度きりではなく、状況に応じて調整できる柔軟性を持つことが大切です。
特に、お子さまの成長や家族のライフスタイルの変化に合わせて最適な選択肢を選んでください。
家族みんなが幸せに暮らせる未来を一緒に目指していきましょう。
応援しております!