東京都の男性から、長く住むためにマイホームを全面的に改装したいというご相談をいただきました。
具体的には、テレワーク用の部屋や独立キッチンの変更、さらには昭和モダンなデザインへの改装をご希望されています。
今回は、このような改装計画を進める際のポイントについて、法令面や構造面の注意点も踏まえ、詳しく解説していきます。
改装計画における法令面の確認
全面改装を行う場合、まず最初に考慮したいのが法令面です。
特に間取り変更を伴う大規模改装では、建築確認申請が必要になるケースも多くあります。
具体的なプランがまとまった段階で、建築士や専門家に相談し、対策面や必要な手続きを確認しておくとスムーズに進められるでしょう。
構造面の注意点
耐震性を考慮した場合、建物の主要な構造部分に関してはできるだけ手を加えないのがベストです。
改修が必要な場合は、大掛かりな工事や費用が発生する可能性があるため、専門家とよく相談し、必要最低限の範囲で補強を行う方法も検討してみてください。
大規模な改修の機会に合わせて耐震性を強化することで、安心して長く暮らせる家づくりが実現できます。
テレワークスペースの設置
新たな生活様式に合わせ、テレワーク用の個室を設ける方も増えています。
ご自身の個室や書斎の設置において、どのような場所に置くかも重要なポイントです。
静かな空間で集中したいのか、家族と近い距離を保ちたいのか、1階に設けるか2階に設けるかなど、ご家族の意見も参考にしながらプランを考えてみましょう。
キッチンの形を変えるプランニング
独立キッチンの改装についても検討されているとのことです。
キッチンは、家族が集う中心的な空間でもあるため、リビングとの連続性や使い勝手も考慮しながら、生活スタイルに合ったプランニングを進めると良いでしょう。
昭和モダンなデザインの実現に向けて
「昭和モダンなデザイン」という具体的なテーマをお持ちなのは、改装を進める上で大きな指針となります。
デザインの統一感を持たせるためにも、内装・外装共に同じテーマに沿った素材や色調を取り入れましょう。
また、デザインに合わせて外構や植栽にも予算を割り当てることで、マイホーム全体に統一感が生まれ、さらに愛着の持てる住まいに仕上がるはずです。
予算計画も忘れずに
改装計画は、デザインや間取り変更だけでなく、しっかりとした予算計画が重要です。
特に外構工事は後回しにされがちですが、建物全体の統一感を持たせるためにも、植栽や塀のデザインも含めた予算配分を行うと、理想の住まいが完成します。