側溝が蚊の発生源だった?グレーチングの蚊対策で解消した実例を一級建築士が検証

ゴミ捨て場で複数の人が蚊に刺されていた

今回の話は、一緒に記事を書いている大場建築士から聞いたことです。

 

大場建築士の自宅近くにあるゴミ捨て場では、

ゴミを捨てに行った際に蚊に刺される方が複数いたそうです。

滞在するのは、ゴミを置くための短い時間と思われるのに

蚊に刺されるとなると、日々利用する場所だけに困りますよね。

 

そんなゴミ捨て場を

地域のみなさんが気持ちよくゴミ捨て場を利用できるように

ボランティアで掃除をしてくださっていた方がいるそうで、

 

今回の蚊の問題についても、その方が「何とかできないか」と考えてくださって

ゴミ捨て場のすぐ近くにある側溝のグレーチングに対策をしてくれたそうです。

近所の方が考えたグレーチングのメッシュ対策

 

一般的な格子状のグレーチングに、さらに目の細かなメッシュ状のパネルを取り付けることで

この付近の蚊の発生がおさえられ、ゴミ捨ての際に蚊に刺されることがなくなったそうでした。

 

引いて見ると、ゴミ捨て場とグレーチングの位置関係がよく分かります。

刺される人がいなくなったということは、

蚊がここから出てきていた可能性が高いんですね…

 

大がかりな工事ではなく、

「ここを塞いでみたらどうだろう」と考えて形にして解消する…

素晴らしいなと思いました。

建物や外構のちょっとした不便を改善するときも、

大がかりな工事だけが答えとは限らないので、とても勉強になります。

 

困っていることに気づき、原因を考え、できる方法を試してみる。

今回のメッシュも、そんな改善の一例だと思いました。

 

「こんな方法もあるんだ」と、身近な蚊対策を考えるきっかけになる事例としてご参考になれば幸いです。

 

住みやすい環境は建物だけでつくられるものではない

 

大場建築士からこの話を聞いて、蚊対策も参考になりましたし、近所の方の行動が印象に残りました。

 

ゴミ捨て場は私の住んでいる班では掃除当番が回ってきますが、

ボランティアで掃除し、利用する方が蚊に刺されていることに気づいて、ご自身で対策まで考えることは、

なかなかできることではないと思いました。

 

そして、こうした工夫によって日々の暮らしが少し快適になるように

住宅の快適性は、間取りや断熱性能といった建物だけでなく、

玄関までのアプローチ、植栽、駐車場、側溝、ゴミ捨て場など、家の周辺環境も毎日の暮らしに関わっています。

 

今回のような地域の方による工夫を見ると、「住みやすい環境は建物だけでつくられるものではない」ことを改めて感じます。

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